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選挙に行くようになったらいったいどうなるのか

  • 執筆者の写真: Albill
    Albill
  • 6 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:3 日前

若者の投票率が高い国


若者の投票率が高い国は、政治への関心が高く、教育や政府の政策が投票を奨励していることが多いです。以下に、特に若者の投票率が高いとされる国を紹介します。







ノルウェー


ノルウェーは、若者の投票率が非常に高い国の一つです。政治教育が充実しており、若者が社会問題や政治に関心を持つように育てられています。また、選挙制度が透明で公正なため、若者が自分の意見を反映させたいという気持ちを抱きやすい環境が整っています。


スウェーデン


スウェーデンでは、若者に対する政治教育が学校教育の一環として行われています。さらに、政治活動や社会的な参加が奨励され、若者が政治に関わる機会が多く提供されています。これにより、若者の投票率が非常に高くなっています。


ドイツ


ドイツも、若者の政治参加を促進する政策を多く取り入れている国です。特に、選挙権年齢の引き下げや、若者向けに特別に設けられた政治教育プログラムが有効に機能しており、これが若者の投票率向上に寄与しています。



オランダ

若者の投票率が政治的な関心と市民意識の指標として注目されています。2021年の総選挙では若者の投票率が約70%に達しました。日本と比べると倍以上の投票率です。



驚異の投票率を誇るオランダは若者のための政策がいくつも行われており、幸福度も全世界で5位と高評価で、オランダについて調べてみました。







オランダの若者のための政策


オランダでは若者が選挙に参加することによって、彼らの意見が反映される政策が数多く生まれています。若者の投票率が上がることで、政治家は彼らのニーズや関心を政策に取り入れる必要性を感じるようになります。ここでは、若者の投票が直接的に影響を与えた主な政策について詳しく説明します。


環境政策の強化


若者は環境問題に非常に関心を持っているため、彼らの投票行動はオランダの環境政策に大きな変化をもたらしました。


再生可能エネルギーの推進 若者の支持を受け、オランダ政府は風力発電や太陽光発電の拡大を積極的に推進しています。

気候変動対策 温室効果ガスの削減目標を強化し、2050年までにカーボンニュートラルを目指す政策が採用されています。


教育への投資


教育は若者にとって重要な関心事であり、選挙での若者の声が教育政策の改善に繋がりました。


奨学金制度の拡充 大学生への経済的支援を強化するために、奨学金制度が見直され、より多くの学生が支援を受けられるようになりました。

教育の質の向上 教師の研修や教育施設の改善に対する投資が増加し、教育の質が向上しています。


若者の雇用促進


若者の雇用問題に対応するため、選挙によって以下のような政策が導入されました。


インターンシップ支援 若者が職業経験を積むためのインターンシッププログラムが拡充され、企業と若者のマッチングを支援する取り組みが進められています。

起業支援 若者が起業する際の資金援助やビジネスアドバイスが提供されるようになり、スタートアップの活性化が図られています。


住居政策の改善


オランダでは住宅不足が深刻な問題となっており、若者の投票によって以下のような改善が進められています。


手頃な価格の住宅供給  若者が手に入れやすい価格の住宅を増やすための政策が導入され、新しい住宅プロジェクトが実施されています。

賃貸市場の規制 家賃の高騰を抑えるための規制が強化され、若者が安心して居住できる環境作りが進められています。


若者が選挙に参加することで、オランダの社会は彼らのニーズにより適合した形で進化しています。これにより、未来に向けた持続可能な社会の構築が期待されています。




もし日本の若者が全員選挙に行ったらどうなるか


日本において若者の投票率が低い理由は様々あると思いますが、1番の理由は選挙に行ったとしても、


  • 圧倒的に高齢者の人数が多いから勝てるわけがない...

  • そして政府は高齢者のための政策しか行わない


    そう思ってあきらめているからだと思います。筆者もその一人です。果たして実際そうなのか推察してみました。


まずこちらが日本における各世代別人口のグラフです。




圧倒的に70代以上の世代が多いです。これは厳しい...。

ですが、仮に10代~30代が全員選挙に行き、投票したとすれば次のようなグラフになります。




70代以上に大きく差をつけてとは行きませんが、約400万人の差で上回っています。

これは希望が見えます。

こうなれば政府も若い世代のための政策をしなければならないと考えるはずです。

積極的に選挙に参加して政治に興味を持っていこうと筆者も考えます。





政治に興味がない?日本の各世代別投票率はどのくらいあるのか


日本の30代以下がもしも全員選挙に行けば70代以上を上回ることができるのですが、実際どのくらいの投票率なのかはこちらの記事で詳しく書いております。

10代~30代まではいずれも50%以下なので投票率は決して良いとは言えません。

オランダはどうして若者の投票率が高いのか詳しく見ていきましょう。


オランダの若者と選挙


 投票率の現状


オランダの若者(通常18歳から25歳の年齢層)の投票率は、過去数年で徐々に増加しています。具体的な数字は選挙ごとに異なりますが、例えば2021年の総選挙では若者の投票率が約70%に達し、前回の選挙に比べて上昇しました。これは、若者が政治や社会問題に対して関心を持ち始めていることを示しています。


 投票率向上の要因


1. 政治教育の強化 学校での政治教育が充実しており、若者が早い段階で市民としての役割を学ぶ機会が増えています。

2.デジタルキャンペーン ソーシャルメディアを活用したキャンペーンが若者の関心を引き、情報へのアクセスが容易になっています。


3. 環境問題への関心 若者が地球温暖化や環境問題に対して高い関心を持っており、これらの問題を重視する政党への支持が増えています。


 政府の取り組み


オランダ政府は、若者の投票率をさらに向上させるためにさまざまな取り組みを行っています。例えば、投票方法を簡素化し、オンラインでの情報提供を強化しています。また、選挙に関する教育プログラムを推進し、若者が自分の意見を表明する重要性を理解する手助けをしています。



筆者も以上のことを日本の政府にもぜひやってほしいと考えています。

特にオンラインで投票できれば...とこれまで何度も思いました。いつでもどこでもネット環境さえあれば投票することができれば選挙のハードルが下がるのにと何度も考えました。法整備や不正など様々な理由があるかとは思いますが、できるだけ早くオンラインで投票ができるようになってほしいです。

実際オンラインで投票を行っている国への視察へ行って1日も早く実現することを願っています。

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