最近の銀行がネットバンクで通帳を要さない口座を推進するのは国民から財産を没収するためって本当!?
- Albill
- 8月17日
- 読了時間: 8分
皆さんは紙の通帳を持っていますか?
僕は持っていません。
どの銀行も最近はオンライン対応してペーパーレスで紙の通帳がないのが当たり前になってきました。
ですが本当の目的はオンライン口座で相続手続きを複雑難解化して国が財産を没収するため
という都市伝説はご存知でしょうか。
僕なりに通帳がない場合の相続の仕方を調べてみました。
目次
ネット銀行が通帳を要さない理由
通帳不要の理由
ネット銀行が通帳を必要としない理由は、主に以下のような現代の金融技術と利便性の向上によるものです。
ペーパーレス化の推進紙の通帳を発行しないことで、資源の節約や環境保護に貢献しています。ペーパーレス化は企業のコスト削減にもつながります。
リアルタイムの取引確認インターネットを利用して、いつでもどこでも取引履歴を確認できます。これにより、顧客は常に最新の情報を手に入れることができます。
セキュリティの向上通帳を持たないことで、紛失や盗難のリスクを減らし、セキュリティが向上します。多重認証や暗号化技術を用いることで、オンラインでの安全性を保っています。
利便性の向上実店舗に行かずにオンラインで全ての手続きを完了できるため、時間と手間を省くことができます。
死後の財産没収に関する誤解
「ネット銀行が死後に財産を没収するために通帳を発行しない」という誤解がありますが、これは事実ではありません。ネット銀行に限らず、金融機関は法的に顧客の財産を没収する権利を持っていません。
法律の観点
相続法死後の財産は法律に基づいて相続人に分配されます。銀行はその過程を支援する役割を果たしますが、財産を没収することはありません。
金融監督金融機関は監督機関から厳しく監視されており、不正な行為は許されません。
ネット銀行の利点と注意点
利点
手数料の低さ通帳を発行しないことで、サービス手数料が低く設定されています。
サービスの迅速化オンラインでの手続きが迅速に行えるため、顧客満足度が高いです。
注意点
デジタルデバイド高齢者など、インターネットに不慣れな人々は利用が難しい場合があります。
システム障害のリスクインターネットバンキングはシステム障害の影響を受けやすいため、バックアップ手段が必要です。
以下の図は、ネット銀行の通帳不要の利点を視覚的に示したものです。
利点 | 説明 |
ペーパーレス化 | 環境保護やコスト削減に貢献 |
リアルタイム確認 | 24時間365日取引履歴を確認可能 |
セキュリティ向上 | 紛失・盗難リスクの軽減 |
利便性 | いつでもどこでも手続きが可能 |
このように、ネット銀行の通帳不要化は、利便性と効率性を追求した結果であり、財産没収の意図はありません。
ネットバンクで通帳がない場合の相続手続き
親が亡くなった後、ネットバンクを利用していた場合、物理的な通帳が存在しないことがあります。この状況で相続手続きを進める方法について、図表を交えて解説します。
手続きの流れ
死亡届の提出
親が亡くなったことを市役所や町村役場に届け出ます。
遺言書の確認
遺言書がある場合は、その内容に従って手続きを進めます。なければ遺産分割協議を行います。
ネットバンクの確認
親が利用していたネットバンクの情報を確認します。ログイン情報や取引履歴があるかどうか、書類やデジタルデバイスを探します。
相続人の確認
戸籍謄本を取り寄せ、法定相続人を確認します。
ネットバンクへの連絡
ネットバンクに直接連絡し、親の死亡を報告します。必要な書類についても確認します。
必要書類
書類名 | 内容および取得先 |
戸籍謄本 | 亡くなった方および相続人のもの |
死亡診断書 | 医療機関で発行 |
遺言書(ある場合) | 公証役場、家庭裁判所で確認 |
身分証明書 | 相続人全員のもの |
ネットバンクの口座情報 | ログイン情報、取引履歴など |
手続きの詳細
1. ネットバンクへの連絡
ネットバンクに連絡する際は、電話やメールで「死亡による口座凍結を希望する」旨を伝えます。各銀行により必要書類が異なるので、事前に確認しましょう。
2. 凍結口座の確認
ネットバンクが口座を凍結することで、不正な引き出しを防ぎます。凍結後は、相続手続きが完了するまで資産にアクセスできなくなります。
3. 遺産分割協議書の作成
遺産分割について相続人全員で話し合い、合意を得た内容を文書化します。これにより、ネットバンクの資産をどのように分配するか明確にします。
4. 相続手続きの完了
必要書類を揃えたら、ネットバンクに提出し、手続きを完了します。手続きが完了すると、相続人は各自の取り分を受け取ることができます。
注意点
法定相続分の確認: 法律で定められた相続分を確認し、遺産分割協議で不均衡がないようにします。
税金の申告: 相続税の申告が必要な場合があります。税理士に相談することをお勧めします。
このように、ネットバンク通帳がない場合でも、計画的に手続きを進めることで円滑に相続を完了することができます。
ネットバンクのログイン履歴や取引履歴も不明な場合の相続手続き
親が亡くなった際、ネットバンクに通帳が存在せず、ログイン履歴や取引履歴も不明な場合、相続手続きは複雑になることがあります。しかし、適切な手続きを踏むことで、問題を解決することが可能です。以下に、その手順を図表を交えて解説します。
1. 必要書類の準備
相続手続きを進めるためには、以下の書類を準備する必要があります。
死亡届:市区町村役場で取得
遺言書(ある場合):公正証書遺言や自筆証書遺言
戸籍謄本:相続人全員分
住民票の写し:故人および相続人全員分
印鑑登録証明書:相続人全員分
2. ネットバンクへの連絡
次に、故人が利用していた可能性のあるネットバンクに連絡を取ります。以下の情報を伝えるとスムーズです。
故人の氏名
生年月日
住所
可能であれば口座番号
ネットバンクへの連絡先情報
以下は、主要なネットバンクの連絡先です。各銀行の公式ウェブサイトで最新の情報を確認してください。
銀行名 | 電話番号 | ウェブサイト |
楽天銀行 | 0120-776-910 | |
住信SBIネット銀行 | 0120-974-685 | |
ソニー銀行 | 0120-365-911 |
3. ネットバンクからの情報取得
ネットバンクに連絡をした後、銀行から必要な情報を取得します。一般的には、以下のような情報が提供されることがあります。
口座残高証明書
取引履歴
ログイン情報の確認
4. 相続財産の評価と分割
取得した情報を基に、相続財産の評価を行い、相続人間での分割方法を決定します。ここでは、以下の方法を考慮することが重要です。
遺言書の内容
相続人全員の同意
5. 相続税の申告と納付
相続財産の評価が完了したら、相続税の申告と納付を行います。相続税の申告は、被相続人の死亡から10か月以内に行う必要があります。
6. 銀行口座の名義変更
最後に、相続手続きが完了したら、ネットバンクの口座名義を相続人に変更します。
以上が、親の死後、ネットバンクのログイン履歴や取引履歴が不明な場合の相続手続きの流れです。各ステップを丁寧に進めることで、スムーズに手続きを完了することができます。
どのように自分が相続人だと証明するのか?
親が亡くなった後、ネットバンクの通帳がなく、ログイン履歴や取引履歴も不明な場合、相続手続きは少し複雑になることがあります。しかし、適切な手順を踏むことで、相続人として必要な本人確認を進めることが可能です。以下に、図表を交えながら解説します。
1. 相続手続きの基本的な流れ
相続手続きの流れは以下の通りです。ネットバンクの場合も基本的な流れは同様ですが、特に本人確認の部分に注意が必要です。
手続きのステップ | 説明 |
1. 死亡届の提出 | 親の死亡後、役所に死亡届を提出する。 |
2. 遺言書の確認 | 遺言書が存在するか確認し、あれば内容を確認する。 |
3. 相続人の調査 | 法律に基づいて相続人を確定する。 |
4. 相続財産の調査 | ネットバンクの口座を含む、財産を調査する。 |
5. 相続財産の評価 | 調査した財産の評価を行う。 |
6. 遺産分割協議 | 相続人間で遺産の分割方法を決定する。 |
7. 相続税の申告・納付 | 必要に応じて相続税の申告と納付を行う。 |
2. ネットバンクの本人確認手続き
必要な書類
ネットバンクの相続における本人確認には、以下の書類が必要となることが一般的です。
相続人全員の本人確認書類:運転免許証やパスポートなど
被相続人の死亡を証明する書類:死亡診断書や死亡届の写し
相続関係を証明する書類:戸籍謄本や除籍謄本
遺産分割協議書:相続人全員の同意が必要
手続きの流れ
銀行へ連絡まず、ネットバンクのカスタマーサービスに連絡を取り、相続手続きの開始を知らせます。
必要書類の提出上記の必要書類を用意し、銀行に提出します。書類の種類や提出方法は銀行によって異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
銀行の確認作業銀行は提出された書類を元に、相続人の本人確認と相続手続きを進めます。
口座の凍結解除と遺産分配銀行が確認を終えた後、口座の凍結が解除され、相続人に遺産が分配されます。
3. 困難な場合の対応
もし必要な情報が見つからない場合や手続きが進まない場合は、以下の方法も検討します。
専門家への相談: 弁護士や司法書士に依頼し、法的手続きをサポートしてもらいます。
銀行のサポート: 銀行の専用窓口やサポートチームに相談し、手続きのアドバイスを受けます。
以上が、ネットバンクの相続手続きにおける本人確認の流れです。適切な手続きを踏むことが、スムーズな相続手続きに繋がります。
とはいえやはり紙の通帳があった方が手続きはスムーズにいくと推察されるので僕は手数料を払って紙の通帳を発行してもらおうかと検討しております。






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